No.1852号
記者が書き残しておきたい2011年
震災そして資材パニック
今年は3月11日の東日本大震災という大きな出来事があり、福島第一原発の事故につながり津波、震災に加えて放射能汚染やエネルギー問題まで波及し、まだその解決に向けた道筋がはっきりとは見えてこない。原発事故は、既存の他の原発の点検後の再稼働にも影響し、電力不足が長期に渡って続いて行く危険性を残している。
今号では、今年の主な出来事を振り返り、記者自身が通常の紙面では書けなかったこと、書き残しておきたいことを上げている。東日本大震災の被災地には、13人の記者が現地で取材した。本社、前橋駐在からは、地震直後に日本海側を回って津波被害を受けた大船渡に入り15日付1面に津波で被災した合板工場の写真を掲載することが出来た。一方では、秋田から駆け付けた記者が仙台市内でガソリン不足で脚止めになった。首都圏では計画停電で鉄道が混乱し、ガソリン不足で車も動けないようななかで新聞発行を行った。仮設住宅の取材では、情報が錯綜し、正確な情報を取材元から得られず手探りの取材を続けた。
東日本大震災だけではないが、今年の主な出来事を記者の体験を通じて、振り返る。
記事ランキング
- 国内集成材メーカー コスト上昇背景に値上げ姿勢強める
- 3月の住宅会社受注 一部で前年超えも乏しい回復実感
- 住友林業、恒栄資材、和田木材 いわき市に国産材2×4材工場計画
- 輸入南洋材合板 普通合板中心に値上げ意向強まる
- 田島木材、三井物産、タジマ興産 TMバイカルをロシア企業に売却
- 国産針葉樹合板 値上げに向け正念場
- 大林組 木材を現しで利用できる鋼管柱の耐火被覆工法
- 北関東ウイング 3億7,000万円投資し本社工場移転
- ネットイーグル 自社開発の住宅向け構造計算システム
- 堀正製材・建設 黒芯材の耐久性検証
日刊木材新聞社 木造社屋紹介動画