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 No.1900号

2013年3月期中間決算㊦ 建材商社、大手建材問屋、木材会社

市況商品低迷で利益圧迫
省エネ、非住宅事業に足がかり

建材商社や大手建材問屋の13年3月期中間決算は、収益ともに盛り上がりに欠ける業績となった。すてきナイスが16億円余の赤字を出した以外はすべて利益を計上したが、前年同期比で増益だったのは建材商社では三井住商建材、問屋ではOCHIホールディングスの2社に限られた。売上高の伸びが小さく、市況商品が低迷を続ける状態では、取扱商品の多様化や新たなビジネスモデルを模索しても利益確保が進まない現実が明らかになった。下期に入る10月の各社の売り上げは過去にない数値を示すなど出足は良いが、来年3月末まで持続するのか、消費税増税に絡んだ駆け込み需要の片鱗が出始めるのか、依然不透明な状態だ。

 同中間期の新設住宅着工戸数は44万2,948戸で前年同期比2.4%増加した。超低金利政策による住宅ローンをはじめ、住宅エコポイントなど建築誘導による市場活性化策が相次いだが、低い増加にとどまった。こうした支援策があっての伸び率で、実態需要はマイナス成長といえる。さらに昨年は、東日本大震災による資材供給の大混乱が一部市況商品の値上がりを誘発したが、今期はこれらの要因が薄れ、むしろ需給バランスを崩した合板や国産材丸太、円高要因でコスト安となった各種輸入製品が販売単価を下げ、売上高の増加に結び付かなかった。

 建販商社、建材問屋、木材会社の中間決算を取りまとめた。