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 No.1973号

決算特集②建材・住設機器

駆け込み需要を享受
過去最高益計上も

木質・非木質建材メーカーの14年3月期は、多くの会社が好決算に沸いた。消費税増税前の駆け込み需要で、13年の新設住宅着工戸数が98万7,000戸(前年比10.6%増)と4年連続で前年を上回り、100万戸に迫る勢いを見せたことが影響した。なかでもTOTOやアイカ工業、ニホンフラッシュなどの会社が売上高、利益ともに過去最高を更新したほか、LIXILグループも最終利益が過去最高を計上し、朝日ウッドテックもフロア販売量が過去最高を記録した。

建材・住設機器メーカー22社の決算は、21社が増収となり、そのうち17社の経常利益と最終利益が増益になった。

しかし、当期は需要以外の面では問題が多かった。特に職人不足が依然として改善されず、住宅や建設業界では繁忙期になると現場作業の大幅な遅れが目立った。さらに建材製品を運ぶ運送料金も燃料高騰により上昇したほか、運転手の減少なども加わり車両不足が深刻化するなど、配車の手配が難航した。また、2月に関東・甲信越を襲った大雪の影響で、システムキッチンを生産しているLIXIL深谷工場の工場建屋や生産設備が被災し生産停止に追い込まれた。その注文分が他メーカーに流れ、システムキッチン全体の納期が遅れるなどの事態に発展した。建材・住設メーカーの決算を分析した。